大型二輪免許を取得するまでの費用
通常、ほとんどの人は「自動車教習所」に通って目的の運転免許取得に必要なカリキュラムを受講し、卒業試験を受けて実技試験免除資格をとり、それを持って本試験に挑むという流れになります。車、バイクなどに関係なく同じような流れで進んでいきますが、「安くとりたい」「早くとりたい」などの希望がある場合は、「自動車教習所」という部分の選択をよく考えることが必要です。
大型二輪を取得するためには、自動車教習所の場合は15万円ほどかかります。合宿の場合は10万円以下で済ませられることも多いですが、「一定期間は缶詰め状態になってしまう」ために選択できる人とできない人の差が明確になってしまいます。誰でも利用することができて、なおかつ安く大型二輪を取得するということになれば、もう一つの選択肢である「一発試験」を検討すると良いでしょう。
一発試験とは、ほとんどの人が学科試験のみを受験する「運転免許センターで実技試験を受ける方法」です。本試験場には路上コースがしっかりと設置されていますが、ほとんどの人はその意味を知らずにいます。原付取得時など、講習を受ける際にそのコースを使用することになりますが、それだけの目的でコースが設置されているわけではありません。当たり前のようにそのコースを使って実技試験が行われます。
本試験場で試験を受ける費用は、「1回ごとに数千円」です。自動車教習所のように、卒業まで保証される代わりに数十万円を支払うわけではないので、仮に1回目の試験で合格してしまえば数千円の出費で済みます。ただし、何も準備をしていない状態では試験に受かることは不可能なので、クローズドされた空間や専門の「練習場」を借りて練習をする必要があります。
練習場は、本試験場のそばにいくつか設置されていることが多く、1時間当たり数千円ほどで利用できます。ここで最低限必要な内容だけを教えてもらい本試験で合格するというのが基本的な流れです。